SHOW CASE 4

私達が仕事で係わらせて頂いた店舗は多くを数えますが、このBAO SAM CHINOISはその中でもほんとうにお気に入りでした。
マイケル フランクスが1977年にリリースした”アントニオの唄”がこれほど似合うお店は他にないと言えるほど・・・。例えばライティングされた庭の樹木が風でそよぐ姿を見ながらのお料理も格別なものでした。
価格も今どきの低価格、風情なしのお店とは同じ様には行きませんが、ほんとうにバリューのあるものでした。残念ながらこのBAO SAM CHINOISは今年の3月でクローズしましたが、過ぎ行く時間を楽しめ、心地よく、大人の香りをちょっと味わえて・・・。なんて、よく深い僕をその気にさせてくれるお店を又オープンさせてほしいものです。
さて、このBAO SAM CHINOISでは素通しのパーティションを多用しました。庭の素晴らしい景観をどの席からも覗えるよう、目のじゃまにならないことが肝心でした。
GARALIA.JPのパターンを使って、幅2cmの平鉄を細工してもらい焼付け塗装を施して、少しCHAINAの香りのするモダンで見透しの良いパーティションを創った例です。
もう一度、あの場所で”アントニオの唄”を聞きたいなって、これを書きながら思っています。同じボソッと歌うシンガーでジャック ジョンソンも良いですが、マイケル フランクスの方がずっと都会っぽいです。まぁ、バック ミュージシャンにジャズ系の大御所を多用しているからかも知れませんが。そういえば、UAもカバーしてましたよね。


子供の計算のないタッチにはかないません!

今年6月に大阪の交野市駅前に寝屋川市から移転開業した”てらうち歯科”のグラフィックをお手伝いさせていただきました。
打ち合わせの段階で、3人のお子様達を私達のアトリエ&オフィスにお連れになり、打ち合わせの間、画用紙とクレヨンで遊んでいて貰いました。やっぱり、子供達の描くタッチは独特のもので、とても良い表情がでているなぁとあらためて感心をしていました。
と、いうことで、この新しい”てらうち歯科”のロゴは急遽子供達3人に描いてもらい、ついでにトイレとキッズコーナーの壁面用に花の絵を描いてもらいました。勿論、バランスを見ることや、花の茎などは私たちが描いて、整えたり、レイアウトなどの作業でお手伝いしたりでとても楽しく仕事をさせていただきました。
医院内はあまり広くないので私たちがお手伝いをして仕上げる方法をとらざるを得ませんでしたが、広い壁面なら私達が手を出すこともなくもっと奔放に挑戦していただけたかも知れませんね。
それでも、子供たちの(YURIKOちゃん5歳、KAZUHIDEくん3歳NANACOちゃん2歳)計算のないタッチにはとてもかないません!!
その他、ガラス面のシートの柄やサイン等の模様にGARALIA.JPのグラフィックパターンを使用しました。私達の仕事も、医院の先生の仕事も、医院そのものも評判は上々のようです。


GARALIA

ガラリアは柄とギャラリーを掛け合わせた造語です。
グラフィックデザインの事務所を立ち上げてからもう、既に30年以上にもなります。その間、私達の制作環境も随分と変化してきました。その最も大きなもののひとつにコンピュータによる制作への変化という事はご周知のことでしょう。考えて見れば、フルオーダー、言葉を変えればオートクチュールだった私達の仕事もより、イージーオーダー的な作業へと変遷してきました。
フォントやイラスト、フォトグラフ、グラフィックパターンなどのコンポーネンツが充実されて、実際に我が手で描くということよりも、思考と選択を中心に最終はどういった意味を結実させるかという作業に昇華してきたように思います。経済面と効率が他の何よりもプライオリティーの高い現在の社会では当然のことかもしれません。私たちはなによりも、今後を見据えて、より多くのグラフィックパターンを提供し続けたいと思います。
ガラリアのシンボルはそんな描く行為を表現するペンや筆をモチーフにイニシャルの”G”にあてはめた極、シンプルなものです。